2025-11-20
ゴッホとテオとヨー

フィンセント・ファン・ゴッホという人を
今までは孤独で変わり者、心身ともにすぐれ
ず、生前に画家として認められることもなく
短く悲しい一生を終えた人と考えていた。
でも今展を見た後は違って感じた。
弟テオとその妻ヨーのことを知ると、少なく
とも家族愛に恵まれ幸せな心持ちで過ごした
時もあったし、テオなくしてはあれだけの
作品を残すこともなかった。
テオの画商としての才能には驚かされたし、
若い頃は比較的値頃で入手しやすかった
版画に、二人でハマっていたことなど、
楽しそうなエピソードも知る。
ゴッホの几帳面さが見てとれるあの手紙。
それに応えるテオ。二人にはもう少し
長生きしてもらいたかった。
後に子育てをしながら兄弟の往復書簡を
完読し、やがてゴッホを世に出したヨーの
ど根性には脱帽だ。
SNSで今回来日したゴッホ一族の集合写真は
皆、楽しそうに笑っていた。
もしも今の世にあの兄弟がいたら
ものすごい量のメールやLINE交換?を
したんだろうな、などとどうでも良いこと
を考えながら美術館を後にした。
ゴッホ展
家族がつないだ画家の夢
2025.9.12~12.21 東京都美術館
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