2025-10-22
モーリス・ユトリロ展へ

急に秋が深まる。
風も冷たくなり散歩にちょうどいい。
新しい刺繍図案が進まないため
アトリエから抜け出した。
ユトリロの絵の中には歪みを感じるもの
がある。私がいうのもなんだけど。
でも通りや建物が古過ぎて本当に歪んでた
のかもと思い直す。パリだものね。
好きな場所は繰り返し徹底的に描く。
ラバン・アジル(跳ねるウサギ)という
モンマルトルのキャバレー。
ピカソやモディリアニもきていた店。
ユトリロのメンタルが弱っている時でも
温かく向えてくれた安らぎの場所だった
みたい。
歪みやいびつな表現の中にも
ユトリロのモンマルトルや訪ねた場所への
深い愛を感じた。それから美しい文字で
彼が書いた手紙も展示されていた。
画家であり文才もあった人だった。
2025.9.20 sat-12.14 sun
SOMPO美術館
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